「オブジェクト倶楽部 2009 夏イベント」では「若人の集い」に参加したよ!
当日の Twitter の自分のつぶやきを見ると
- 若人の集いの身内率が高すぎてワロタ
- 若人の集いという名に反して微妙な澱み具合いが
- "あたたかくどよーんとした雰囲気"
などとロクでもないような内容ばかりが残っているわけなのだが、「若人の集い」は本当に楽しく、参加した甲斐があったと思わせてくれたセッションだった。というわけで、メモを元に記憶を再構成してみる(間違いがあったらごめんなさい)。以下、敬称略で。
nsgc
オブラブの中の人と仕事をしてみて…のレポート。プレゼンの冒頭、ケーブルの接触不良で画面がピンクに。それを見て会場からは「何かエロい…」という声が。
- やたらと多いホワイトボード / コミットベル 2.0 / 多種多様なコミュニケーションツール(Twitter 経由で「デプロイしといて」的な連絡が) / バランスボール
- ペアドキュメントという手法。議事録や移行手順書もペアで書くというのがイイ!
- 「顧客も巻き込んでの振り返りは有効」。これ、やりたいんだけどなかなか出来ないんだよなぁ…。
- Subversion に hg を組み合わせてのバージョン管理。Subversion は使わなくちゃならないんだけど、hg でやりたいよね…という環境ではすごくイイかもって思った。
h-morita
「パッチの話」から「クロージャの話」に。個人的には「若人の集い」で一番楽しかった。
- 「クロージャの認識って人によって違うんじゃないの?」というところから、会場内でアンケートを取ってみるというという構成。
- アンケートの内容と結果は http://emeitch.com/?date=20090708#p01 に。
- 学術的な定義ではなく、あくまでも現場での実用の観点から。
- 2 問目の「レキシカルスコープは必須か」で「いいえ」と答えてしまった。いや、ここで「はい」と答えると Emacs Lisp を裏切ることになっちゃうから。しかし、これが後で大きな禍根を残す。
- レキシカルスコープが必須でないという選択をしてしまったため、3 問目 / 4 問目にまともに答えられなくなってしまった。
- いや、もちろん 4 つの質問には全て「はい」で答えるべきだったんだけど、elisper としては 2 問目で「はい」とは答えられなかった。
「手続きを手続きに渡せる」というだけで「クロージャ」という名前を与えてしまったら、C の関数ポインタもクロージャになっちゃうよね、でもそれって気持ち悪いよね…というような話を後でご本人とした。
kenchan
つい最近、職場の PC を Ubuntu にしたばかりだったので、いろいろと興味深く聴けた。
ursm
Gentoo って昔から「ビルドばかりしていて地球にやさしくない」「ビルドばかりしててちっともインストールが進まない」「ビルドばかりしてて(以下略)」とネガティブなイメージしかなかったんだけど、今回の話を聴いてちょっと考えを改めた。
- 「Ubuntu は中身がよくわからない。ちょっといじると壊れちゃいそう」
- USE フラグは profile や make.conf で一貫した指定が可能だよ。
- Gentoo はメタディトリビューション。「俺専用ディストリを作るためのディストリ」。なるほど。
日本中二の会のほうから「Gentoo を使っている人はいつもビルドばかりしてて仕事してないように見えるが」という質問が飛んだけど、それに対しては「ビルドログを眺めることでリフレッシュ。リフレッシュしてから仕事に取りかかれば仕事の効率も上がる」という回答が。