今更ながらに ESB

連休明けからちょっと関わる可能性が出てきたので、泥縄と言われてもいいや気分で本日購入、即日読了…といってもまだ流し読みレベルなので、これからもう一度じっくり読むことになりそう。

エンタープライズサービスバス ―ESBとSOAによる次世代アプリケーション統合 (THEORY/IN/PRACTICE)

エンタープライズサービスバス ―ESBとSOAによる次世代アプリケーション統合 (THEORY/IN/PRACTICE)

著者紹介を読むまで、著者が SonicMQ の中の人だって知らなかった。そうか、道理で本文中で Sonic 製品大活躍なんだ。で、よく調べてみれば『Javaメッセージサービス』の人でもあるのか、ふむ。

ざっと読みでも ESB の勘所とかそういったものは掴める。でも個人的に頭に残ってるキーワードは ESB そのものとはあんまり関係なくて

「アクシデンタルアーキテクチャ
首尾一貫した統合戦略がないために、時間の経過と共に次々と生じる事実上の統合手法を指す筆者の造語。
「今や『夜間』などない」
「バッチによるデータ取り込みなんか糞だ」は同感。でも、未だに「データ連携」というキーワードからバッチしか思いつかない人間が多いのも事実。切ない。
「think async」
意外と非同期って誰も使おうとしない。勿体ない。

なんてトコ。

香港地下鉄アプリケーションの決定版? 「ec MTR - Hong Kong」

「ec MTR」での区間選択


仕事柄…じゃなくて趣味柄(?)、香港へ行くことが多い私にとって、MTR(香港の地下鉄)ガイドとなるアプリケーションは強い味方。これまでも多種多様なアプリケーションを iPod touch / iPhone に入れて使ってきたけど、遂に「これこそ決定版か!」というようなものを見つけた。それが「ec MTR - Hong Kong」。

機能としては以下の通り。

  • 地下鉄路線図
  • 2 駅間の費用と時間、更に終電時刻も表示
  • 指定した駅近傍の地図(MTR の駅にある地図と同じモノっぽい)の表示。でも残念なことに、この地図は拡大できない。正直なところ、小さすぎてちょっと厳しい。

2 駅間の費用 / 時間の探索は、まず始発となる駅を路線図上で選択した後、目的地となる駅をカーソルに合わせる、という独特の手法によって行なう。路線図のスクロールがちょっとスムーズじゃない気もするけど、何とか我慢できるレベルかな。

無料版の「ec MTR Lite - Hong Kong」もあるけど、こっちは表示可能なマップが中環や尖沙咀付近に限定されているので、とてもじゃないが使い物にはならない。残念。

ついでに、これまで使ってきたアプリケーションも紹介しておく。

Hong Kong Metro
路線図がメインのアプリケーション。各線の始発 / 終電時刻の出力が可能。指定した駅へ行くためのタクシーカード(タクシー運転手に行先を指示するためのカード)を画面に表示する機能がある。
MetrosGuideLite
北京 / 広州 / 香港 / 上海 / 深圳の各地下鉄に対して、始発 / 目的地を指定することで路線検索を行なってくれる。が、路線図はない。
MTR Ride
上記同様、始発 / 目的地を指定することで路線検索を行なう。路線図なし、香港限定。

今調べたら、「Hong Kong Subway」というのも出てたみたい。例の「ロゴ盗用」で大騒ぎになった「東京地下鉄」のベンダが出しているものなので、機能的にはほぼ同じなんだろう。

…と、ここまであれこれ書いてきたにも拘らず、実は香港でこれらの地下鉄アプリケーションを使ったことは一度もないというのも事実。香港で普段行くような場所については路線なぞ全て頭に入っているし、八達通持ちだから料金を気にしたこともない。でも、これからも新しい地下鉄アプリケーションが出たらチェックしちゃうんだろうな。

Felaur PDF Reader がスゴい

riue2009-02-05


先日登場した iPhone / iPod touch アプリケーション「Felaur PDF Reader」(FPR)。id:k_chiba に教えてもらってインストールしたが、これはイイ!

とにかく PDF 表示速度が半端じゃない。「産經新聞」並と言えば、分かる人には分かってもらえるだろうか。Air Sharing や MobileStudio を使っても PDF は読めるけど、FPR を使うと、もうこれ以外で PDF を読もうという気にならない。特に巨大なファイルを読もうと思ったら、現時点ではこれ以外考えられない。

立ちっ放しの通勤電車の中で快適に JSR を読める日が来るとは思わなかった(他に読むものないのか?)。

ライブラリに登録する

inbox に入った PDF をライブラリに登録する方法が FPR のサポートサイトで説明されている。絵入りでこの上なく分かりやすい。

FPR にコマンドラインから PDF を登録する

残念なことに、FPR は Air Sharing や MobileStudio のように WebDAVFTP の口を用意していない。唯一の登録方法は、FPR が公開する HTTP サーバに対してファイルを POST することだけ。POST は Web ブラウザから実行することになるわけだが、これが極めて面倒くさい。登録したいファイルが大量にあろうものなら、それだけで登録する気が失せる。

そんなとき、cURL ならファイルを POST することが可能ということを思い出した。やり方は簡単で、仮に FPR が公開している URL が http://192.168.1.5:8080/ なのであれば

curl -F form1=@ファイル名 http://192.168.1.5:8080/

ってするだけ。あるフォルダの中のファイルを全部登録したいのなら

for file in *; do curl -F form1=@"$file" http://192.168.1.5:8080/ > /dev/null; done

って感じになる。注意が必要なのは、FPR は自動スリープを無効にしないので、大きなファイルの場合は登録中に iPhone / iPod touch がスリープしちゃうかもしれないってこと。予めスリープを無効にしておけば OK。

ただ、cURL 経由の場合は何故か転送が遅い。Safari 経由なら数秒で転送可能なファイルが、cURL 経由だと数分を要するってのは何故なんだろう。

Perf4J is to System.currentTimeMillis() as log4j is to System.out.println()

魅惑的なキャッチフレーズの Perf4J。コード中にストップウォッチを配置して処理時間をログに出力させるってのがメインの機能だけど、そのログを集計したりグラフ化したり、果ては JMX で公開しちゃったりってのが魅力的。ログ出力指定も単純なコードへの埋め込みだけでなく、アノテーションAspectJ / Spring AOP による埋め込みもサポートしてるっぽい。キャッチフレーズに嘘偽りはなさそうだ。

今の仕事に今のタイミングから試すのは泥縄っぽいけど、ちょっとやってみる。

張惠妹に会いに赤坂 ACT シアターまで行って感激して帰ってきた話

ここ数年聴く音楽と言えばその殆どが中華系なくせに、その中でも何故かこれまでほぼ全くと言っていいほど聴いてこなかったのがアーメイ(阿妹)こと張惠妹(Zhāng Huìmèi)。勿論、一回も聴いたことがない…ってわけではないけど、アルバムなどは通してちゃんと聴いた覚えがない。今回のライブも「せっかくだから」と購入したはいいものの、当日までほとんど何の予習もなし。何て罰当たりな。

ライブそのものの感想は…一言で言えば「歌うますぎ」。いや、彼女の歌唱力は知ってたんだけど、まさかここまで凄いとは! 声量とか伸びとか、とにかく桁が違う。一曲目の「永遠的快樂」で圧倒された後は、あっという間の 3 時間。この人は CD 聴いてるだけじゃ勿体ない、何があってもライブで聴かなくちゃと思わされた。

もう一つ発見だったのは、とにかく彼女は可愛いってこと。MC の時間をふんだんに取って、日本語と中国語とを織り交ぜながらの楽しいおしゃべりを披露してくれた。赤坂 ACT シアターは 1,000 人そこらの劇場ということもあり、本人とファンの間が(距離的にも心理的にも)とても近くて、会場内は終始とてもいい雰囲気。客席からの本人に対する声援にも一つ一つ丁寧に返事を返す彼女の姿はとても好印象。時には「ちょっと疲れたから聊天(おしゃべり)しましょう」なんて、聴いてる客席側がどう反応すればいいのか困るような振りまで盛り込んでくるような茶目っ気を見せる彼女に、今日一日ですっかり粉絲*1になってしまった。

ライブは古い曲から新しい曲まで様々とりまぜ 3 時間。日本独自ということで、「時の流れに身をまかせ」や「ラブ・イズ・オーヴァー」、「グッバイ・マイ・ラブ」のような日本人にも馴染みの深い曲を日本語で熱唱するというようなサービス付き。歌だけじゃなくてパフォーマンスも見応え十分。派手な演出があったわけじゃないけど、見るものを惹き付けてやまないステージだった。

アンコールでは 6 曲も披露するという太っ腹さ。アコースティックなムードで「解脱」から始めた後は、彼女自身のルーツであるプユマ族の歌や、本人自身も「自分たちの歌に似ている」ということで好きだという「島唄」、そして最後は「姉妹」。「姉妹」の前には客席にサビを教えた上で、客席と一緒に歌うなんて演出も見せてくれた。

今やっている「STAR」のツアーを日本でもやりたい、って言ってたけど、もし実現したら何があっても絶対に行く!! とりあえず、次回の渡台時には旧盤含めて全部揃えないとな。

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*1:中国語で「ファン」の意味。発音は「ファンス」(fěn sī)。

桂綸鎂ちゃんキター!!

周杰倫(ジェイ・チョウ)初監督作品『言えない秘密』(原題: 不能説的·秘密)。新宿武蔵野館で主演女優の桂綸鎂(グイ・ルンメイ)が舞台挨拶に立つというので、早起きして武蔵野館へ。8 時前に到着したんだけど、既にロビー前には長蛇の列。ちょっとヘコんだ。整理券番号は 50 番台だったので、座席は中程。スクリーンまでは遠いという程でもないけど、やっぱりもっと間近で見たかったなぁ…。

予告編なしでのいきなり本編上映、で上映後にいよいよ本人登場。実際に見た桂綸鎂本人はびっくりするほど華奢で可憐。作品本編で見た可愛らしさだけでなく、しっかり「綺麗な女性」って感じ。蔡健雅の『無底洞』の PV でのセミロング姿も可愛いけど、個人的には今日のような顎線あたりの切り揃えのほうがいいかな。

不正確だと思うけどインタビュアーとの一問一答はこんな感じ。椿姫彩菜がゲストとして登場してたけど、そっちはどうでも良かったので省いてます。

  • 秘密を抱えたヒロインを演じることについての自身の思いは?
  • 他人が誰も気付かない、誰にも自分の声が届かないという辛さ、時空を超えてしか人に会えない気持ちを大切に演じました。
  • 周杰倫の印象について
  • 素晴らしい歌手であり、努力家だが、今回はそれ以外の側面も見ることが出来ました。監督としても聡明です。役者として二人のシーンを演じていたときに、演じた直後に彼自身で「はい、カット!」って言ったのがおかしかったです。
  • 現場の思い出について
  • 素晴らしいプロに囲まれて、とても気持ちよく仕事が出来ました。それぞれのプロが作品をいいものにしようと頑張っていました。撮影を手掛けた李屏賓は子供みたいな人で、劇中で小雨がやったように「おっとつっかい棒」を仕掛けてくるんですよ。
  • 椿姫彩菜に会ってどう思いましたか?
  • すごく綺麗な女性だと思います。
  • 過去の恋愛経験で、「言えない秘密」というものはありますか?
  • 秘密だから言えません(笑)。
  • 映画のアピールポイントについて
  • ただのラブストーリーではなく、サスペンスやホラーの要素もあり、解けない謎もあります。音楽は素晴らしく、聞いているだけでストーリーが浮かぶようです。皆様も初恋を思い出して、その思い出に浸ってみて下さい。